風ふくまで

いつもクルマのことばかり考えています

オートモビルカウンシルとやら

いよいよオートモビルカウンシルというイベントが今週末開催される。日本自動車文化のある種の集大成のようなイベント。日本もここまで来たかと思うと感慨深くて涙が出る。
http://www.automobile-council.com/

蓋を開けてみなければ分からないが、おそらくこのイベントはパリで毎年開催されているレトロモビルの日本版的なところを目指しているのかと思っている。レトロモビルのコンセプトはインドア×旧車。アウトドア−インドアと新車−旧車という2軸で自動車系の主なイベントを整理した場合に、今まで日本になかったカテゴリーである。強いて言うなら、自動車博物館系(トヨタとか伊香保にあるやつとか)は常設ながらそのカテゴリーに整理できると思うが。


過去、日本では2007年頃から数年間コンクールデレガンスというクラシックカーの品評会を開催したことがあったが、あまり定着しなかったように思う。コンクールデレガンスはペブルビーチやコモ湖で開催のセレブリティが自慢のカロッツェリア作品を出品する品評会的な性格に近かったように思う。リーマンショックのような時勢も大いに影響していて意気消沈だったが、日本ではどちらかというとクラシックカーはセレブのモノというよりコレクターズアイテムのような扱いをされる場合がまだまだ多い気がするので、レトロモビルのような若干ジャンキーで油臭さが漂う=大衆ウケを狙った方がそもそも無難だったという風にも今さらながらに思う。

あれこれ思うところはあるにせよ、今年初開催のオートモビルカウンシル。最初にも書いたが蓋を開けないと何もわからないので、プレビューデイに仕事をほっぽりだして確認してこようと思う。